音楽教育が学問に及ぼす影響 その②

アメリカの研究の続きになりますが以下のような2つの研究結果があります。

①音楽の授業がある学校は、ない学校より10%近く出席率が良い。
②音楽教育を受けた子供は、どのレベルであれ、全く受けていない子供より英語、数学の成績が良い。

今回はこの2つの結果について読み解いていきましょう!

①音楽の授業がある学校は、ない学校より10%近く出席率が良い。

私もそうでしたが、音楽の授業がある日は学校に行くのが楽しみでした♪
音楽好きな子だったら絶対にその日はわくわく、ウキウキ 😆 
学校に行くのが楽しみな日があれば、自然と学校への足が向くのも一理ありますよね。

逆に音楽嫌いな子、例えば男の子だって、一定層いるはずなんですが、それでも出席率が上がってしまった。
本人が気づいていない効果、影響が音楽にはあるんだと思います。

小学校の教員をしていた頃、クラス担任の先生が好きな教科のアンケートを取ったところ、たいていのクラスで1位:体育、2位音楽という結果でした。音楽教育はこれからも不可欠だなと感じます。

 

②音楽教育を受けた子供は、どのレベルであれ、全く受けていない子供より英語、数学の成績が良い。

この理由はズバリ、音楽教育を受けるとぜっっったいに耳が良くなるからです。
特に幼少期は聴覚野が発達する時期ですので、この頃から生の楽器の音楽に触れている子は自然と耳が良くなっていくはずです。また、小学生以上で始めたとしても、聴音など音を聴くトレーニングや音楽に触れる活動でいくつになっても耳は鍛えられます。

母国語(英語)、日本で言うと国語ですね。
国語の学習でも聴く力が問われます。また読む力も必須です。この読む力と耳にも密接な関係があります。
国語学習には音読が良いってよく言われますが、音楽をやっている子は、比較的音読を嫌がらないのです。

また算数。
音楽って実はとっても算数的なんですよね。
音符の長さなんかはバッチリ数字に置き換えられるし、譜割を読むときやリズムを取るときに足し算、引き算、かけ算、分数などの考え方が必要になります。
音楽をやっている子で算数が好きな子が結構多いのも納得です。

言われてみれば、ピアノが得意な子って成績優秀な子多くないですか・・!? 😯 

 

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